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パリのレストラン、パヴィヨン・ルドワイヤンの再生のためにタッグを組んだDS Automobilesとヤニック・アレノ氏

数か月前、パヴィヨン・ルドワイヤンのシェフを務めるヤニック・アレノ氏からDS Automobilesに1つの課題が出されました。それは、パリで最も古いレストランの1つに数えられるパヴィヨン・ルドワイヤンの厨房を新しくリニューアルして欲しいというものでした。この異例のプロジェクトに果敢に挑戦する自動車メーカーとシェフには1つの共通点がありました。どちらも伝統と革新、フランスの卓越性とサヴォアフェール(匠の技)、最先端の創造性に重きを置いていたのです。今回のコラボレーションのきっかけは、2015年のアレノ氏とDS Automobilesの出会いに遡ります。以来、DSブランドは、フランスのガストロノミー(美食)とアール・ド・ヴィーヴル(生活美学)を普及する世界的に有名なシェフとの関係を深く広く築いてきました。来春には、パヴィヨン・ルドワイヤンの新しい厨房を公開することになっています。1792年の創業以来、洗練されたフランス料理で名を馳せる有名レストランの驚くべきリノベーションが、いよいよそのベールを脱ぎます。

ヤニック・アレノ氏とパヴィヨン・ルドワイヤンの再生

2014年7月1日にパヴィヨン・ルドワイヤンのシェフに就任したアレノ氏は、2016年1月1日にパリ市とのコンセッション契約を15年延長し、レストランの再生に向けて尽力してきました。2016年のパブリックスペースの改装、2017年のオリヴィエ・マモンテイユの巨大なコンテンポラリーアートの設置を経て、現在は厨房の大改装を進めています。昨年225周年を迎えたレストランの裏舞台を建設当初の壮麗な姿に復元し、その厨房を他に類のない驚くべき「マシン」へと生まれ変わらせようとしているのです。このリノベーションにおいて、アレノ氏はDS Automobilesの才気溢れるデザイナーに優雅さとテクノロジーが融合したアバンギャルドなデザインを考えて欲しいと依頼してきました。

「パヴィヨン・ルドワイヤンはパリの奇跡です。インスピレーションに満ちた、そして周囲の自然に完全に溶け込んだ、ただ一つの場所なのです。シャンゼリゼの庭に建つこの歴史的な建物に新たな息吹をもたらしたい―それは私たちが3年以上ずっと考えてきたことなのです。その壮大な計画において目指してきたものが間もなく明らかになると思います」とアレノ氏は語ります。

さらにアレノ氏は、「それもこれも周囲の仲間たちが大いに頑張ってくれたお陰です。DS Automobilesは、最先端テクノロジーと人間工学を取り入れるとともに、外部と繋がった、全く新しい厨房をデザインしてくれました。また、レストランにおいても、キッチンスタッフやダイニングホールスタッフ、事務スタッフが他とは一線を画す、オリジナリティ溢れるモダンなパヴィヨン・ルドワイヤンの姿を一緒に定義してくれました。こうした頑張りは、お客様に唯一無二の世界、すなわち自然との繋がりが感じられる、フランス式の密度が濃い、モダンな食事体験をご提供したいという願いから生まれたものです」と話しています。

DSが新たにデザインしたパヴィヨン・ルドワイヤンの厨房

パリの中心部にある、フランス最高峰と名高いレストランの厨房をデザインして欲しい―それは、フランスの新鋭高級車ブランドにとって未経験の挑戦でした。しかし、それこそが3つ星シェフのヤニック・アレノ氏が出した課題でした。この挑戦を受け取った数か月前を振り返り、DS Automobilesのデザインディレクター、ティエリー・メトロスは次のように語ります。

「DSは挑戦することに慣れています。みんな挑戦することが好きなのでしょう。毎日が挑戦の連続です。それは、我が社のアバンギャルドな精神を育むために欠かせない要素なのです。アレノ氏からプロジェクトに協力して欲しいと依頼を受けたとき、チームは興奮に沸きかえりました。依頼の内容は思いもよらないことでしたし、創造性や情熱、大胆さや現代的なビジョンなど、価値観を共有するその偉大なシェフを心から尊敬していましたから、聞いたその場で是非やらせて欲しいと思いました」

イヴ・ボンヌフォン率いるDS Automobilesがアレノ氏に初めて会ったのは2015年5月のことです。場所はチュイルリー公園で、DSの60周年とDSブランドのローンチを祝うDSウィークの真っ最中でした。そのイベントで始まった自動車メーカーとシェフの関係は次第に深まっていき、パヴィヨン・ルドワイヤンの野心的なプロジェクトに共同で挑戦しようと決意するに至りました。そのプロジェクトは、フランスのサヴォアフェールの素晴らしさの喧伝、伝統と現代の融合、他にはない体験をお客様に提供しようとするチャレンジ精神と創造性の維持など、共通のビジョンを体現するものとなりました。

数か月前、アレノ氏は短い休みを取って類まれなる高級車、DS E-TENSEでドライブに出かけました。これは、真のクラフツマンシップの信頼性と革新的なデジタルツールのもたらす創造性が詰め込まれた、唯一無二の車です。402馬力、最大トルク512Nmのエレクトリック・ドライブトレインを搭載し、高度なテクノロジーと洗練さを兼ね備えた高性能グランツーリスモとなっています。

今回の件はDSのデザインチームにとってもかけがえのない経験となりました。完成までにはまだ数週間かかりますが、この春にはパヴィヨン・ルドワイヤンの新しい厨房が公開される予定です。