Array

サム・バードがチューリッヒで表彰台、選手権ポイント挽回

大荒れとなった本日のフォーミュラEチューリッヒe-Prixで、DSヴァージン・レーシングのサム・バードが2位でフィニッシュ。選手権ポイントの差を半分近くまで縮め、ジャン-エリック・ベルニュに迫りました。
結果的に、ニューヨークでの2ラウンドのみを残し、英国人レーサーのサム・バードが首位との差を23ポイントまで縮めました。ニューヨークは、バードが昨年2連勝した地でもあります。また、今回の結果により、バードが所属するDSヴァージン・レーシングチームは両選手権をかけた戦いに留まることになります。

バードはこの日の前半好成績をあげ、3番グリッドに。レース初盤を通して激しく戦い、先頭グループに留まります。一方、選手権を争うライバルは中盤で順位を下げます。その後、中間点直前でベルニュとフェリックス・ローゼンクヴィストにアクシデントが発生。これに伴うフルコースイエロー(Full Course Yellow:FCY)の間に、ドライバーたちが一斉にマシン交換のためピットに向かいます。
バードは5位となり、激しく攻め続ける一方、ベルニュは9位に後退。その後、ベルニュと他4名のドライバーがFCYの間のスピード違反を問われ、それぞれにドライブスルー・ペナルティーが課せられます。これによりバードは2位に浮上し、レースリーダーのルーカス・ディ・グラッシにぴたりと付けたままゴール。自身のフォーミュラEでのキャリア15度目となる表彰台に立ちました。

バードはこう述べています。「今日は運も多少良かったのですが、チーム全員が結果を出そうと素晴らしい仕事をしたおかげで、ニューヨークでタイトルをかけて戦えるポジションを守れました。ニューヨークで去年起こったことを覚えています!今、何をすべきかは承知しています。それは、最初のレースで彼(ベルジュ)に勝つこと。それができれば、次はタイトルを目指していきます」
一方、バードのチームメイト、アレックス・リンは首位ペースの走りを見せていたにもかかわらず、午後は悔しい思いをしました。1台目のマシンにバッテリーセンサーの不具合が疑われ、P12で走行後早々にピットインを余儀なくされたのです。つまり、2台目のマシンで残り23周を走る羽目になり、エネルギーマネージメントも考えなくてはならなかったことから、16位に終わりました。

「今日の結果には本当にがっかりしています。それまでのペースを考えれば、高ポイントが獲得できるフィニッシュを盗まれた思いです」とリン。「この時点ではトラブルの原因は詳しく分かりませんが、必ずトラブルを解決・分析し、ニューヨークでは全力を尽くしてチームをサポートするようにします」
DS Performanceのディレクター、グザビエ・メステラン・ピノンは次のように言い添えています。「チームにとって、とても前向きな結果となった週末でした。サムは表彰台に上がり、ドライバー選手権でジャン=エリック・ベルニュとの差を17ポイント縮めました。最後の2レースは、昨年我々が2連勝したニューヨークで行われます。チーム全員、大きな期待を持ってニューヨークに向かうと確信しています」

 

今シーズン最終戦となる次のフォーミュラEレースは、ニューヨークで7月14、15日に開催されます。