サム・バード、大混戦のサンティアゴe-Prixで5位

サム・バード、チリの首都サンティアゴでポイント・フィニッシュと最速ラップを決め、タイトル争いのポジションをキープ。DSバージン・レーシングは接戦の末、チーム順位3位に。

100%電動のマシンで競うフォーミュラEシリーズ、初開催となるチリのサンティアゴ・ラウンドは大混戦となりました。DSバージン・レーシング所属のサム・バードは、チャンピオンシップのポイントをさらに加算。タイトル争いの覇者を目指し、トップ集団のポジションを守りました。
バードの個人戦績は5位。また、レースの最速ラップを獲得し、ドライバーズ・チャンピオンシップの3位に食い込み、虎視眈々とトップを狙います。DSバージン・レーシングもまたチーム・チャンピオンシップで3位に入賞しました。

サム・バードもチームメートのアレックス・リンも、この日の出だしは好調でした。バードは1回目のフリー走行をトップで、そしてリンは2回目を2位で決めます。予選でも、2人とも快調な走りを見せました。バードはスーパーポール・シュートアウトへの参加権を持つトップ5入りを果たします。ちなみにバードは、昨シーズンのベルリン・ラウンドからの連続進出です。フィールド外でペナルティーが取られ、バードはレースを4番手で、リンは6番手でスタートとなりました。
アクシデント続出のファースト・ラップ。早々にセーフティーカーが導入され、バードとリンはそれぞれ5位と6位のまま走行。バードは先を走るセバスチャン・ブエミを懸命に抜こうとしましたが差は縮まらず。かたやリンは、ピットストップ・ウィンドウでチャージ中のルカス・ディ・グラッシを何とか抜きました。戦略を変更し、リンはアンダーカットをとってピット入り。バードはその間に1ラップ多く走ります。
ピットストップ最小限タイムのない初のレースで、2人ともストップを難なくこなしました。 ところが、残念なことにリンはこのあとレースをリタイヤ。マシン故障でした。そのまま攻め続けるバード。途中、ほんのわずかな時間、ガレージの全チームに起きたテレメトリー障害もものともせず、ゴールまで懸命に戦いました。

レース後のインタビューにサム・バードはこう答えています。

「ストレスの溜まるレースでした。それでも、今日はそこそこのポイントをチームにもたらすことができました。ピットストップでいつもとは違う作戦を取ってみましたが、残念ながらうまくいきませんでした。

アレックス(リン)の結果にも悔いが残りますが、彼もチームも、さらにパワーアップしてメキシコ・ラウンドで復活すると私は信じています」

アレックス・リンはこう語ります。

「今日は残念な結果に終わりました。朝から2人とも調子が良かっただけになおさら悔しいです。

レース全体でも、コースでもかなりいい線で高得点をゲットできていたのに、マシントラブルでやむを得ずリタイヤとなりました。

それでも、熱気あふれる素晴らしいラウンドでしたし、市内コースは個性たっぷりでした」
チーム代表のアレックス・タイはこう語ります。

「今日はスタートからトップを狙えるペースで走れていたのに、残念ながらそれがレースの順位にはつながりませんでした。

レースまでのセッションではすべて強かった。サム(バード)はまたスーパーポールを取れたけど、アレックス(リン)は、単にツイていなかったんですね。

2人ともタフなサーキットで、タフなコンディションの中、かなり頑張ったレースでした。今回ももちろん高得点を何とかゲットしたし、ドライバーとチーム・チャンピオンシップの両方で、トップを狙えるグループに残っています。」

DSパフォーマンス・ディレクターのグザビエ・メステラン・ピノンもコメントを発表しています。

「今週末の結果は、私たちの期待に添うものではありませんでしたが、スタートの瞬間から飛ばせるうちのマシンの力は披露できました。

現在、ドライバー、チーム共にチャンピオンシップ3位です。つまり、どちらのタイトル獲得にも手が届くところにいます。どんな小さなミスも許されない、厳しく熾烈なレースですが、メキシコでもまた私たちはアグレッシブに戦います」

次回の2017/2018 ABB FIAフォーミュラEチャンピオンシップは、3月3日にメキシコで開催されます。

DSヴァージン・レーシングチームについて、さらに詳しい情報は http://map.ds-virginracing.com/ でご紹介しています。ぜひご覧ください。